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第1347号 糖尿病患者の新鮮な尿
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第1347号 糖尿病患者の新鮮な尿

******様
お元気でご活躍のことと思います。

『みやざき中央新聞』2006年2月20日号で、当時、筑波大学
名誉教授の村上和雄氏がアメリカでのあるユーモアを紹介していました。

  ある教授が、糖尿病の講義の時、学生たちに言いました。
  「今日は糖尿病患者さんの新鮮な尿をもらってきました。
   糖尿病の語源は『蜜のように甘い』というところから来ています。
   だからこの糖尿病の患者さんの尿は、普通の人に比べて少し
   甘いかもしれません。

   昔は患者さんの尿を医者がなめ、『少し悪くなった』
   『改善している』と診断していた時代もあったそうです。
   これからその実験をやろうと思います」

  そう説明すると教授は、自分の指を目の前の尿の入ったコップに
  入れた後、指を口元に持っていき、なめて見せました。それを見た
  学生は一斉に、「ひゃ〜」と悲鳴を上げました。

  教授は毅然とした表情で言いました。
  「医者というのは勇気が要る。将来、君たちも手術をやるだろう。
  患者さんの尿をなめるくらい何だ。一番搾りの尿だからきれいだ。
  あまり酸素に触れていない尿はきれいなんだ。
  君たちも、勇気を出してやってみろ」

  それでも学生たちが嫌な顔をしていたので、教授は
  「なめない奴には単位はやらない」と言いました。
  単位をもらわないと医者にはなれませんから、「しょうがない。
  教授もやったんだから・・・」と、渋々みんなやり始めました。

  それを見ながら教授が言いました。
  「みんな、よくやった。医者には勇気が要る。でも勇気だけじゃ
   ダメだぞ。お前たち、俺の指の動きを最後までちゃんと見ていたか?
   俺がコップに入れたのは人差し指で、なめたのは中指の方だ。
   医者には、冷静な観察力も必要なんだぞ」

以上、引用でした。

本当にあったことなのかどうかは分かりませんが、ここでの学生は教授に
まんまとだまされてしまいましたね。今、日本でこういうことをしたら、
「人権侵害」「ハラスメント」などと言って訴えられるかもしれません。
ユーモアとジョークをもって、医者になるにあたって必要なことは、
勇気と冷静な観察力だということを教えたものでした。


(文責 谷渕篤孝)
2024年2月25日(日) No.1305

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