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第1344号 孝明天皇のこころにかかる異国の船
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第1344号 孝明天皇のこころにかかる異国の船

******様
お元気でご活躍のことと思います。

国民文化研究会編『95方の御歌を読む 歴代天皇の御製集』
(致知出版)の帯には「歴代の天皇は何を思われ、何を祈られてきたのかー。
神武天皇から上皇陛下まで約270首」とあります。
それぞれの御製を取り上げて解説しています。時代を反映した御製、
歴代天皇の祈りをうかがわせる御製、また国家の運命を背負われた
御製など、日本とは、天皇とはどんな存在なのかを考えさせられる
内容です。今回は孝明天皇の御製と解説を紹介します。

  あさゆふに 民やすかれと おもふ身の
     こゝろにかかるる 異國(ことくに)の船

  朝にもタベにも民安かれと祈るこの私の心にかかって
  仕方がないのは異国船のことであるよ。
 
  安政元年(1854年)に詠まれた御製。
  前年にペリーが浦賀に来航し、世情は騒然となり、
  幕府はその対応に苦慮した。この年にはペリーが再来して
  日米和親条約が結ばれている。

  アヘン戦争で清が英国に敗れ、西欧列強に蹂躙されたことから
  見ても天皇は我が国の行く末を深く憂慮されていたのであった。

以上、引用でした。

今上陛下も同じだと思いますが、歴代天皇は「民やすかれ」と
毎日国民の平安と幸せを祈ってくださっています。しかし、時代によって
外国からの脅威には、一歩対応を間違えると、国の秩序が崩れ、
国民が塗炭の苦しみを味わうことになりかねません。
江戸末期は外交が重大問題であるにもかかわらず、討幕派と佐幕派の
せめぎ合い、コレラの流行や大地震による被害という激動の時代。
そういう情勢だったことを考えると、孝明天皇自身も安心して
眠りにつくことはなかったのかもしれません。36年の御生涯でした。


(文責 谷渕篤孝)
2024年2月17日(土) No.1303

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