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みずこうメールマガジン 第1432号 天皇陛下が初めて国民と接した日2
******様 お元気でご活躍のことと思います。
≪母校近況≫
=ゴルフ、中部大会出場= 11月29日(金)に開催された「第45回 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会 中部地区予選 兼 第47回 中部高等学校ゴルフ選手権冬季大会 岐阜県予選(岐阜県高等学校ゴルフ選手権 新人戦)」に、麗澤瑞浪ゴルフ部の中学生・高校生あわせて14名が参加し、 男女4人が2月に行われる中部大会に出場することになりました。 【男子】 23位(新人戦4位) 伊東太心(高校2年)中部大会出場決定 26位(新人戦5位) 原田奨也(高校2年)中部大会出場決定 【女子】 4位T(新人戦2位)神谷ひな(高校2年)中部大会出場決定 6位T(新人戦3位)松浦由奈(高校2年)中部大会出場決定 ⇒https://www.mz.reitaku.jp/reitaku-info/reitaku-info_3684/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『日本講演新聞』2024年9月23日3041号で、戦後ジャーナリストの佐波優子さんが皇居奉仕がどのように始まったかについて述べていました。前回の続きです。
青年たちが作業しているところに陛下が到着されました。60人の青年たちがびっくりしたのは言うまでもありません。青年たちは手拭いで汗を拭きながら集まってきて、陛下を取り囲みました。
陛下は青年たちに「遠いところから来てくれてありがとう」とおっしゃいました。そして彼らの郷里の様子をお尋ねになりました。「郷里の農作の具合はどうか」「地下足袋は満足に手に入るか」「飼料の配給はどうか」「何が一番不自由か」等々。陛下がいつも国民のことを心配していることがこの質問から伝わってきます。
最後に陛下は、「なにとぞ国家再現のためにたゆまぬ精を出して努力してもらいたい」と声をかけて、青年たちとお別れし、今来られた道をまたザックザックという音を立て歩み始めました。 そして20歩か30歩ぐらいお歩きになったとき、突如、青年たちの間から歌声が起こったのです。『君が代』でした。青年たちの心からの、ほとばしるような歌声でした。当時、占領軍の取り締まりが厳しく、とても『君が代』など口にすることができない状況の中で、申し合わせたわけでもなく、自然とその歌が出てきたのでした。
すると陛下は歩みを止められて、じっとその歌を聞き入っておられたそうです。陛下をお見送りしようと思って歌ったのに、陛下の歩みを止めてしまった。申し訳ない。早く歌い終わらねばと思って、青年たちの歌の調子が少し早くなりました。しかし、焦れば焦るほど、その歌は途絶えがちになって、最後は嗚咽に変わっていったそうです。
その時の様子を木下侍従次長はこう記しています。 「見ると、真っ黒な手拭いを顔に押し当てた面伏しの姿もある。万感胸に迫り、悲しくて歌えないのだ。誰も彼も悲しかった。しかし、それはただの悲しさではない。何かしら言い知れぬ大きな力のこもった悲しみであった」と。この大きな力のこもった悲しさこそ、日本復興の大原動力となったのではないでしょうか。
以上、引用でした。
天皇陛下のお言葉は、自分たちの生活に対するご質問ばかりであり、それは「苦しい国民の生活を何とかしたい」という親心だったのでしょう。青年たちもその意外さとともに、陛下の御心を初めて知り、感動の思いが「大きな力のこもった悲しみ」となって君が代を歌い、青年たちの「決意」になっていったのではないでしょうか。次回続きをお楽しみに。
(文責 谷渕篤孝)
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2024年12月17日(火)
No.1390
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