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みずこうメールマガジン 第1428号 皇居のお掃除をお手伝いしたい
******様 お元気でご活躍のことと思います。
≪母校近況≫
=陸上部、駅伝東海大会に岐阜県代表で出場= 11月24日(日)に「第73回東海高等学校駅伝競走大会」が行われました! 今大会は、三重県・愛知県・岐阜県・静岡県の県大会で上位6校に入賞したチームが出場。麗澤瑞浪は、岐阜県代表として出場することができました。 県大会のメンバーだった主力の高校3年生2名が引退し、新メンバーを投入した新たな出発点として臨んだ東海大会。県大会から引き続き出場した生徒は、それぞれが自らの課題を克服し、粘り強さや安定感を増した走りを見せてくれました。 一方、今回新たに東海大会に挑んだ生徒たちは、経験の浅さを感じさせない堂々とした走りでチームに貢献しました。それぞれが懸命に襷を繋ぎ、最後まで全力で走り切った姿に成長と熱意を感じさせる大会となりました。 ⇒https://www.mz.reitaku.jp/reitaku-info/reitaku-info_3564/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『日本講演新聞』2024年9月23日3041号で、戦後ジャーナリストの佐波優子さんが皇居奉仕がどのように始まったかについて述べていました。
1945年8月15日、日本は終戦を迎えました。東京も空襲で焼け野原になり、多くの人たちが疲弊し、親を失った戦災孤児が街中に溢れました。その頃の皇居の話です。
皇居にはいくつかの御門がありますが、どの御門にも占領軍の兵士が、いかにも「俺たちが日本を占領したんだ」と言っているかのように威圧的に立っていました。そして二重橋前の10万坪の広場にあった60数か所の照明灯は一つ残らず破壊され、芝生も踏み荒らされ、1本の草木も生えていなかったといわれています。
遠目には皇居は森林に囲まれているように見えたそうですが、一歩皇居内に入りますと、明治宮殿をはじめ、木造の建物はほとんどが焼失していました。そして、瓦や石、レンガなどの瓦礫がいたる所に散乱していて、本当にいたましい状態だったそうです。
その皇居の惨状を宮城県栗原郡の各村々の青年たちが知って、何とかお掃除ができないかと、地元で声を上げました。ところが地元の人たちは若者を心配し、「お前たちの気持ちはわかるが、今『掃除をしたい』と言って大勢で皇居に押しかけたらGHQに検挙されるかもしれん。そんなことはやめておけ」と口々に言ったそうです。 しかし、「皇居が荒れている。皇居の掃除をしたい」という声は徐々に大きくなっていきました。中には「自分がもし皇居に行って掃除をして検挙されたら職場に迷惑がかかる」と、退職までして皇居奉仕を決意した若者もいたそうです。
そしてついに60人ほどの若者たちが宮城県栗原郡から東京に向かって出発したのです。昭和20年12月7日のことでした。
以上、引用でした。
仕事らしい仕事もなく、食べることに必死だったであろう日本で、「天皇陛下のお住まいを掃除させてもらいたい」と声をあげる若者がいたということ自体、現在の日本と隔世の感がします。職場に迷惑が掛からないようにと、退職してまで参加したものもいたという。 今回を含めて6回、このお話を連載します。お楽しみに。
(文責 谷渕篤孝)
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2024年12月3日(火)
No.1386
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