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みずこうメールマガジン 第1430号 死を覚悟して上京した60人
*******様 お元気でご活躍のことと思います。
≪母校近況≫
=芸術鑑賞会= 11月13日(水)に芸術鑑賞会が行われました。今年度は「アフリカンミュージックJOYコンサート」を開催しました。アフリカ音楽は民族音楽の最高峰の一つとして知られています。 今回のコンサートでは、生徒参加型のプログラムが多数用意されました。アフリカを代表する楽器『ジャンベ』が体験できるコーナーや、若手教職員を対象とした魔除け効果がある『アフリカンペインティング』、さらに全員参加の『アフリカンダンス体験教室』など、90分間にわたってアフリカ文化を存分に楽しむことができました。会場全体が一体となり、大きな盛り上がりと感動に包まれました。アフリカ音楽の魅力を肌で感じる貴重な時間となりました。 ⇒https://www.mz.reitaku.jp/reitaku-info/reitaku-info_joy/ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『日本講演新聞』2024年9月23日3041号で、戦後ジャーナリストの佐波優子さんが皇居奉仕がどのように始まったかについて述べていました。前回の続きです。
彼らにしてみれば、GHQは恐ろしい組織というイメージを持っていますから、本当に死を覚悟して上京したのです。中には逮捕されて処刑されてしまったら二度と郷里に戻れないと思って、親兄弟と「別れの水盃」を交わしてきた人もいました。
また、本当に捕まって処刑されたとなると、宮城県の県知事や村の村長にまで伝わってしまう。その時、県知事や村長が「皇居の掃除に行った」ということを知っていたとなれば、知事や村長だけでなく、その人の家族などにも何か害が及ぶかもしれない。そこまで考えて60人は家族以外には誰にも言わないで、自分たちすべての責任をかぶるという、そんな覚悟をして皇居の掃除にやってきたのです。
木下侍従次長は「ぜひ二重橋前だけではなく、皇居の中の瓦礫も片付けてくださらぬか」とお願いしました。断られると覚悟できた青年たちは皇居の中の掃除もできると聞いて、皆感極まって涙したそうです。
皇居の掃除は翌日からとなり、「みくに奉仕団」という名前を付けて、12月8日に皇居に向かいました。皇居の中もいろんな建物が焼失して瓦礫が散乱していました。青年たちは、まず瓦を積み上げて片付けていきました。大きい瓦を一番下に、その上に中くらいの瓦を積んでいくんですね。瓦にはいろんな形があります。その形にぴったり合うように、まるでパズルをはめるように並べていったそうなんです。それはそれは侍従次長も目を見張るような見事な積み方でした。
実際、みくに奉仕団には、瓦職人の方がいて、その方がてきぱきと指示して、とてもきれいに並べていったというのです。それから、ほとんどが農業をしていた方々だったので、草をきれいに刈るんですね。その刈り方も完璧だったそうです。
以上、引用でした。
死を覚悟の上での上京でした。二重橋前広場のお掃除のつもりだったのが、皇居内の片づけをお願いされて、どれほど感激したことでしょう。青年たちのそれぞれの腕の見せ所でもあったに違いありません。次回、続きをお楽しみに。
(文責 谷渕篤孝)
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2024年12月10日(火)
No.1388
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